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中国、12月銀行貸出急増、利下げ効果で
北京(ダウ・ジョーンズ)13日に発表された中国の12月の銀行貸し出しは急増し、中国の景気刺激策が効果を示している可能性を表した。一方、12月の貿易統計は輸出、輸入が前月比でいずれも減少したことを示し、同国経済のもろさを浮き彫りにしている。
12月の新規元建て融資は7718億元と11月の4800億元から大幅に増加した。2008年通年の合計額は4兆9100億元(07年は3兆6300億元)となった、と中国人民銀行(中央銀行)は13日、当局ウェブサイトにおいて公開した。
12月末時点の元建て貸出残高の伸び率は前年比18.76%増と11月末時の16.03%増から上向いた。
世界的な景気停滞への対応から、中国は本土の投資や消費を刺激すべく、政府支出の拡大や銀行に対する貸出増加の奨励などの措置を講じてきた。また、中央銀行は最近4カ月で指標の貸出金利を計2.16%引き下げたほか、金融市場に流動性を供給するための主要ツールである1年債の発行を停止している。
最新の指標は、中央銀行の取り組みの成果を示すものだ。12月末の広義のマネーサプライ、M2は前年比17.82%増となった。この成長率は、エコノミスト9人から集計した平均予想15.4%増や11月末の14.8%増をも上回るものだ。
2007年末にかけて導入された厳格な貸出規制は、中国がインフレ抑制や景気過熱の防止に注力していたためのものだが、直近のマネーサプライ、貸出成長の伸び率を誇張する効果にもつながっている。それでも、急激な貸出成長は、政府の景気刺激策を支援する上で十分に堅調である可能性もある、と予想するアナリストもいる。
国務院(内閣にあたる)は今年のM2目標を17%前後としている。
12月の「ただ単に驚異的な」貸出データやM2データは、景気回復に向けた「極端に早い兆し」を示す、とBNPパリバのエコノミスト、アイザック・メン氏は語り、投資は通常、貸出増から3-6カ月後に上向き始める傾向があると付け加えた。
中国の中央銀行は、小規模な企業向け融資への経路を切り開こうとしているが、アナリストらは、信用緩和によるメリットを享受しているのは、より信用度が高いとみなされる大型国有企業が中心になっていると見ている。
この状況は、中国の経済企画当局にジレンマをもたらしている。当局は輸出、特に資源集約型の公害発生につながる工業セクターへの依存度低減を図っている。中国の大型国有企業の多くはまさにこのセクターに属する。
「経済におけるこうした分野において設備の輸出が進むことは望ましくない」とキャピタル・エコノミクスのエコノミスト、マーク・ウィリアムズ氏はいう。
一方、海関総署が13日発表した貿易統計は、12月の輸出、輸入が2カ月連続で減少し、さらに減少ペースに拍車がかかったことを示した。
アナリストらは、内外需要の停滞によるこうした縮小基調は、2009年後半に政府の4兆元の景気刺激策の効果もあって輸入が上向くまでの数カ月は続くと予想している。
12月の輸出は前年同月比2.8%減の1111億6000万ドル、輸入は21.3%減の721億8000万ドルとなった。11月の輸出は2.2%減、輸入は17.9%減だった。
12月の貿易黒字は389億8000万ドルと史上最高値だった11月の400億9000万ドルから縮小した。
中国企業は、アジア諸国から半導体やフラットディスプレイなど部品を輸入し、ノートパソコンや携帯電話機を製造し、世界中に出荷している。このため、12 月の日本、韓国、台湾からの輸入が15%-44%減となったことは、今後数カ月にわたる同国の輸出減少を示唆するものだ。
内需縮小を示すべく、中国の輸入減は、原料や部品を輸入し、最終品を再輸出する企業のみにとどまらないことを表している。こうした加工貿易セクターを除く中国の12月の輸入は前年同月比16.3%減となった。11月は13.0%減だった。
需要停滞は、今後数カ月間の他国の輸出、成長を支えるだけの活力が中国に乏しいことを示す。
ここ数カ月間にわたる貿易黒字の拡大にもかかわらず、同国の外貨準備は10月末に1兆8797億ドルへと、月次ベースでは2003年12月以来始めて減少した。一方、11月、12月の数値は再びプラスに転じており、年末の水準は1兆9460億ドルになった。
一方、9月末の1兆9056億ドルとの比較では、増加額は400億ドルと2004年4-6月期以来の低水準にとどまったが、これは資本流出を反映した公算が大きい。
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